飲むだけで痩せるサプリ

飲むだけで痩せるサプリは、大きく分けると、

  • カロリーカット系
    (食べた分の摂取カロリーを、無かったことにする)
  • 燃焼系
    (脂肪の燃焼を促進する)
  • 体質改善系
    (痩せやすい体に体質を改善する)

この3つです。

ちなみに、飲むだけで痩せる薬には

  • 食欲の抑制
  • 脂質カット

がありますが、危険なのでオススメしません。

「痩せすぎて危険」という意味ではなく、「人体への危険」、「健康被害」という意味での危険です。

ただ飲むだけでどんどん痩せるサプリや薬は、存在しない

よく、

  • 「痩せすぎ注意!」
  • 「ただ飲むだけで1ヵ月で10キロ減量」
  • 「しかもリバウンドなし、副作用なし」

なんてサプリを見かけることがありますが・・・、

そんなサプリは存在しません。

そんな薬やサプリが実在するなら、もうとっくにみんなに知れ渡っていて、太って困っている人などこの世に一人もいないはずです。

このような怪しいサプリの「説明文」を見ると、ダイエット理論が成り立っておらず、しかも成分表を見るとそれを可能にするはずの成分が配合されていない、ただの健康食品であることが分かります。

ただ飲むだけでみるみる痩せて、数ヵ月で理想の体型に、なんて美味しい話はない!
ということだけは、最初に知っておいて下さい。

飲むだけで痩せるサプリは3種類

  • カロリーカット系
  • 脂肪燃焼系
  • 体質改善系

の3種類があることは最初にお伝えしました。

これは太る原因である、

  • 摂取カロリーが多い
  • カロリーの消費量が少ない
  • そもそも太りやすい体質である

これらを解消するサプリでもあります。

どのタイプを選ぶべきか、は人それぞれ違います。

「全部入り」のオールインワンタイプも探せばあると思いますが・・・。

それぞれ飲むベストタイミングが違ったりするので、一度の飲むと効率が良くありません。それぞれ使い分ける必要があるのです。

それでは、一つ一つ見ていきましょう

カロリーカット系

これは、食べた分のカロリーのいくらかを、無かったことにしてくれるサプリです。

食べた分の糖質と脂質をカット

カロリーは、その食べ物が持つ「エネルギー」の量です。

じつは、同じく「カロリー」と一言でいいますが、
糖質(炭水化物)と、脂質、タンパク質では、おなじカロリーでも「太りやすさ」が全然違います。

ちなみに太りやすい順に並べると、
糖質 > 脂質 > タンパク質 の順です。

この糖質と脂質を絡め取って吸収されないようにして、そのまま排出してくれるのがカロリーカット系のサプリメントです。

糖の吸収を緩やかにする

さらに、おなじカロリーの糖質でも、分解・吸収が早く、即座に血糖値が上がりやすい食べ物ほど太りやすいです。

この血糖値が上がるスピードの速さを「GI値」といい、
GI値の低い食品を選んで食べれば太りにくいですよ、というダイエット方法が、「低GIダイエット」です。

カロリーカット系サプリは、糖質の吸収を緩やかにしてくれます。

つまり、あれこれGI値の低い食べ物を勉強して選んだり、GI値が高いからといって好きな食べ物を我慢しなくても、カロリーカット系サプリを飲むだけで低GIダイエットができてしまう、と言うわけです。

燃焼系サプリ

これは、体についてしまった脂肪を燃焼して減らす手助けをしてくれるサプリです。

脂肪とは、摂取したけど消費されずに余ってしまったカロリー(エネルギー)を、また取り出して使えるように貯蓄したものです。

ところが、一旦ついてしまった脂肪はついたときほど簡単には落ちてくれません。

  • エネルギーが必要なときに、
  • 血液中にエネルギーが足りなくなった場合に
  • 脳から脂肪を分解せよ、という命令が出て
  • 脂肪がぶんかいされ血液に乗り
  • 必要分が消費され
  • 余ればまた体のどこかで脂肪に戻る

こんなプロセスを踏みます。

つまり、脂肪というものはエネルギーとして使えるものではあるが、
いつでも即座に使えるエネルギーではない、ということです。

これは例えるなら、
「手元にすぐに使える現金を置いておかないことで、欲しいものが目の前にあるけど銀行に行ってお金を下ろさないと買えないからあきらめる節約術、でお金が貯まる」のとおなじ原理です。

これでは脂肪が消費されにくいのも当然です。

そこで飲むだけで痩せる燃焼系サプリの出番です。

日常の動作でも脂肪が燃焼される

燃焼系サプリは脂肪の分解を助けてくれるサプリです。

脂肪が分解されて血液中を流れて、いつでも即座に消費できる状態なら、日常の何気ない動きにも脂肪をエネルギーとして使用してくれるので、脂肪が減りやすい、というわけです。

運動時にはもっと脂肪が燃焼される

もし有酸素運動をするなら、事前にこの飲むだけで痩せる燃焼系サプリを飲んでおくことで、運動時に脂肪が燃焼される割合が大きくなります。

もちろん、その分のエネルギーを消費していることになりますので、よりエネルギッシュに動くことができます。

体質改善系サプリ

  • 運動しているのに痩せない
  • 人と同じものを同じだけ食べているのに・・・私だけ太る

なら、もしかしたら「太りやすい体質」、「痩せにくい体質」なのかもしれませんね。

その原因は様々ですが、大きなものに「腸内環境」があります。

ここで腸内環境とダイエットの関係について、少しお話ししますね。

腸内には「善玉菌」と「悪玉菌」がいるのはよく知られていますね。

  • 善玉菌は肥満を防いでくれる菌
  • 悪玉菌は肥満を促進してくれる菌

です。

そしてもうひとつ、「日和見菌」という奴らがいて、善玉菌と悪玉菌の、数の多い方の味方をして、善玉菌のように、あるいは悪玉菌のように振る舞う習性を持っています。

つまり、善玉菌が多い状態では日和見菌も善玉菌となり、悪玉菌が優位のときは日和見菌は悪玉菌として振る舞うということです。

ですので、いちど悪か善のどちらかに傾いてしまった腸内環境はなかなか改善しづらく、あるときをサカイにコロッと善悪が入れ替わってその状態がキープされるのです。

ということは、腸内環境が悪く悪玉菌の多い状態なら、それはなかなか改善されず、ずっと太りやすいまま・・・ということになりますね。

でも裏を返せば!
いちど「痩せ体質」になってしまえば、そう簡単には肥満体質に転じることはない♪ということになります。

ここで、飲むだけで体質改善して痩せるサプリの出番です。

サプリで善玉菌を増やす

善玉菌を増やすには、善玉菌を口から摂取すれば良いのです。

その善玉菌とは?有名なものでは、乳酸菌、麹菌、酵母菌、ビフィズス菌などがありますね。

例えば「乳酸菌」を摂取して、さらにその餌となるオリゴ糖も同時に摂取することで、徐々にではありますが腸内の乳酸菌は増えて、党内環境が改善していきます。

腸内環境をリセット

少々荒技ですが・・・

プチ断食という方法をご存じでしょうか?

本当の「断食」ほどの効果はありませんが、2~3日の食事を固形物を摂らずに「栄養」のみにすることで腸内を一旦「空っぽ」にして、腸内環境をリセットする方法です。

「飲むだけで痩せる」の趣旨とはズレてしまいますが、一気に腸内環境を改善したいなら、プチ断食ができるサプリもあります。

飲むだけで痩せる薬とは?

痩せる薬として有名なものがいくつかありますね。

中でも「サノレックス」や「ゼニカル」は特に有名です。

「痩せる薬ってのがあるんなら、それで使えばよくない?」と思う人も多いと思います。

でも、痩せる薬は「よほど」のときにしか使ってはいけないものです。

なぜか?を簡単にいうと、

  • 一生を台無しにするような体の壊れ方をするばあいがある、
  • 死亡する危険もある

からです。

話は少々ズレますが、大切なことですので「薬とは何なのか」についてお話しします。

「薬」のお話

薬って何でしょう?

効果の高いものが薬で、効果の弱いものがサプリ・・・
だと思っている人もいらっしゃるようですが、全然違います。

薬は「副作用」や「危険性」があるため、国の認可が必要なものをいいます。効果の高さは直接は関係ありません。

危険度が比較的高くはなく、市販されているものを一般用医薬品といい、個人または薬剤師の判断で、薬局などで購入し使用することができます。危険度の高い順に「第一類」~「第三類」に分類されます。

対して、副作用が大きかったり、人体に危険を及ぼす可能性があるものは医療用医薬品といい、医師から処方され、医師の指導のもとで使用しなければなりません。

なぜ医師の指導が必要なのか?を簡単にいうと、

  • 正しく使用しないと大変なことになる
  • この薬を使用しても大丈夫な体質か、検査してから使用しないと大変なことになる
  • 投薬の経過を観察しないと、大変なことになる

からです。

ほとんどの人は、医療用医薬品を使用しなくてもよい・・・というか、使用しない方が良い人です。

それでも、「肥満」による健康被害と薬による健康被害を天秤に掛けた場合に、
薬での健康被害よりも
肥満での健康被害の方がヤバい!
と判断されたときに、医療用医薬品は処方されます。

医薬品は「効果の高さ」ではなく、「危険度」に応じて
医師の判断>薬剤師の判断>個人の判断
で購入・使用できる薬の種類が決まるのです。

飲むだけで痩せる薬の種類

市販薬(一般用医薬品)

ドラッグストア等で購入できる医薬品は、ほとんどが第二類医薬品(危険度:中)で、科学合成薬でなく漢方のものです。

ナイシトールやコッコアポが有名ですね。

裏面に副作用や、こんな人は使用しないで、が書いてあります。
その中にあまりにもサラッと「重篤な副作用」も書いてあります。

これらを読んで、「自己判断」で購入して使用することができます。

もちろん、「一生ついて回る重篤な副作用」が起こる可能性もあります。
が、起こっても「自己責任」です。

処方薬(医療用医薬品)

現在日本で肥満治療の医療用医薬品として厚生労働省の認可が下りている医薬品は、
「サノレックス(マジンドール錠)」だけです。

この薬は「食欲」を抑える薬です。食べなければ痩せるのは当然ですね。

ところがこの薬、依存症があるため長期間の使用は認められていません。最長でも3ヵ月までです。

また、食べなくても平気・・・どころか、食べるのが嫌、になる場合もあり、本当に「食べない」状態になって栄養不足に。お肌も体もボロボロ、おまけに摂食障害(拒食症など)で薬の効果とと関係なく食べることができなくなり入院・・・。ということも実際に起こっているようです。

そんなわけで、
「痩せたいのでサノレックス下さい」病院でいっても、簡単に処方してくれません。

よほどの肥満状態でないと処方されない危険な薬なのです。

ゼニカル(オルリスタット)

ゼニカルも有名な「飲むだけで痩せる薬」ですね。

食事から摂る脂肪分を30%カットしてくれる薬です。

日本では承認されていない薬ですが、アメリカではドラッグストアで普通に買えるそうです。

・・・というと、安全な薬のように思えますが、そうではありません。

まずこの薬、アメリカのFDA(厚生労働省のような機関)で承認されていますが、
このFDAからも重篤な副作用(肝不全など)との関連性を疑われています。実際にサノレックスとの関連性が否定できない重篤な副作用が複数あるからです。

それでも現在でもドラッグストアで購入できるわけですが、アメリカの医師団からはこの薬の販売を中止するよう、FDAに要請されています。

日本では武田薬品が製造販売する権利を取得し「オブリーン」という名前で販売する予定でしたが・・・。上記のようなことが理由かどうかは分かりませんが、未発売のままその権利を返還しています。

その後何年も経ちますが、ゼニカルはまだ未承認薬のままです。承認される見込みがないのか、薬害のリスクに見合っていないからなのか、分かりませんが・・・。

ゼニカルを日本で販売しよう!という製薬会社は、いまだ現れていないようです。

ちなみにこの薬、副作用は数多くあり、中でも気をつけたいのが「脂溶性ビタミン」が溶けた脂肪分も、ビタミンと一緒に排出してしまうため、ビタミン欠乏症の恐れがあります。使用するときはビタミンを含む食品を意識的に多く摂取する必要があります。

 

MDクリニックダイエット(ホスピタルダイエット)

これはインターネット上でいくつかの項目を記入するだけで、その人に合った飲むだけで痩せる薬が、たいの病院から送られてくる、というものです。
大変便利なサービスのように思えますが・・・。
その薬の中には日本では未承認の薬品が多く含まれていて、
この薬が原因と思われる重篤な健康被害や死亡事故も複数件起こっています。
もちろん、厚生労働省をはじめ各自治体から注意喚起がなされていますが、健康被害の増加はあとを絶たないようです。

その他、国内未承認の薬

ほかにも、ナイントリキャップス、ファスティン、メリディア、クレストール、フルファスト・・などなど数え上げればキリがありません。
多くは、日本ではもちろん、アメリカFDAでも承認されていない薬が多いです。
効果はやはり、食欲を抑えたり、摂取した脂質の50%を排出したりです。
日本で承認されている医薬品でも危険なのですから、承認されていない医薬品は本当に危険です。
「ヤバい系」といいますが、本当にヤバい!のだということを理解しましょう。
使用すれば本当に痩せられるのかもしれません。
でも、一生を台無しにする危険、一生に幕を下ろす危険、があることと秤にかけて、それでも未承認薬を選ぶ理由は無いと思います。
「自己責任なのだから好きにやらせろ!」という人もいらっしゃるでしょう。
確かに、副作用で
  • 一生デブ
  • 一生お肌ボロボロ
  • 一生病院生活
  • 一生続く吐き気や痛み

これだけなら「自己責任」で済むかもしれませんが、

一生その面倒をみる親御さんのことや、数限りある病院のベッドを占有すること、国の医療費のお世話になることは、自己責任だけではありません。

なにより、「人生を楽しく生きたい」から痩せたいのでは?

未承認の飲むだけで痩せる薬を使用しても、
おそらく、そうならない確率は意外に高く、
また、それとは真逆の人生を送る可能性も、決して低くはありませんよ。